女優やマネージャーの金銭的問題について

この本では、単体女優の1本あたりのギャランティは200万という金額が記されている。この出演者の経歴としてはレースクイーン、着エロという仕事を経てAV出演を決定した「元グラビアアイドル」というレッテルが張られている19歳の場合である。
経歴が「元芸能人（着エロ）」としての場合、事務所から「月給80万と住居保証」という高待遇が提示されたケースも存在する。しかし、「来年は月50
万、再来年は30万に下がるかもしれない」と安定しない給料に不安が生まれるような発言もあった。「80万」という金額の中には、AV撮影ではなく、それに伴う催事や、チャット、撮影の仕事も含まれている。この80万という金額はAV女優の取り分であり、その割合としては3〜5割の為、事務所自体の取り分は200万を超えた金額であると推測できる。またこの本が出版された2012
年の時には月に50万円しか稼げない単体女優もいたと記述されている2005年には「1本当たり100-300万円」という事例もあった。だが、2009年以後、不景気などの影響からギャラの下落を余儀されなくなったことから、出演料月50万円という件が出てきているのが現状である。単体女優の価値観としては「企画女優10人分の価値」と表されている。中には「10本契約1000万」という文句も横行していた。
AV女優には単体とは別に企画単体というものもあるのだが、単体は月に1出演という決まりがあるのに対し、企画単体では複数撮影するというケースもあり、場合によっては10本近くになることもある。1本に対するギャラが40-80
万円であることから、本数によってはスカウトバックは企画単体の方が多くなる場合もある。
企画単体より報酬が安くなる企画女優だが、総合報酬が5万円にしかならない場合もある。プレイ内容に関して本番のないスカトロAV出演の場合1日のギャラが2万程度であるという場合もある。他のコンテンツとして着エロの場合は半日以上拘束があり7000円、1日拘束でも1万円未満というのがこのコンテンツの相場である。
マネージャーの仕事として、主として女優のスカウト、営業が重要視されているが、女優の管理という仕事もあり、やる事が多岐にわたっている。前述した通り撮影当日にキャンセルされるような事態が起こると金銭面、信用面共に大きな損害が発生することになる為、マネージャーには大きな責任が付随してくる。精神面でも気を遣うことを怠ると、寮にて孤独死していたという事例もある為、ケアも重要になってくる。
年齢確認も見落としてはいけない仕事であり、18歳未満を出演させるという事になると犯罪法に触れてしまうので、2005年以降は採用しない会社が増え、確認方法もより厳しくなっているというのが現状である。最近さらにAV女優の人気が中国で増えているらしい。中国人の男性は日本のＡＶをインターネットで検索してみるらしいです