ストレスはこう発散させよう!リラックスさせる栄養素まとめ!
女性はいろいろと敏感で、ストレスを感じてしまうことって何かにつけ多いですよね。
でもどのように溜まったストレスを発散させればいいのかわからない。。
そこで今回は、ストレスを改善できる栄養素を専門家に聞いてみました!
気持ちが落ち込んでいるとき、無性にイライラするとき、おいしいものを食べると少し気分が落ち着くことがあります。管理栄養士の西山和子さんは、「ストレスを強く感じるのは、体に必要な栄養素が不足しているサインかもしれません」と言います。詳しいお話を聞いてみました。
■ストレスを感じるときほど、多彩な栄養素を補給する
ストレスと食事の関係について、西山さんは次のように説明します。
「栄養のバランスが乱れると、栄養素をエネルギーに変える『代謝』がうまくいかなくなるために、心身の機能を健康的に維持することが難しくなり、ストレスを感じやすくなることが分かっています。
また、脳がストレスを察知するとストレスホルモンが多く分泌され、対抗するためのホルモンとのバランスが崩れます。そのため、食事から多彩に栄養素をとる必要があるのです」
ストレスを感じると食べ過ぎる、甘いものばかりを食べる、もしくは食事量が減ることがありますが、そういった脳の働きと関係しているのでしょうか。
「そうです。ストレスが多いと、体の機能を維持する自律神経がバランスを崩し、食欲のありようを混乱させるため、食生活に影響を与えます」と西山さん。
■ビタミンCやパントテン酸、ビタミンB群、カルシウムをとる
では次に、ストレス対策のためには、どのような食事を食べるといいのでしょうか。ここで西山さんに、その栄養素と食材を教えてもらいました。
(1) ビタミンC
抗ストレスホルモンを合成するために必要で、ストレスが増えると多く消費されます。ビタミンCが不足するとストレスを解消できず、よりイライラするもとになるので、こまめに補給しましょう。ミカンやレモン、グレープフルーツなどのかんきつ類、イチゴやキウイなどのフルーツ、ブロッコリーやダイコンなどの野菜に豊富に含まれます。
(2) パントテン酸
ストレスに対抗するホルモンの働きを助ける成分です。パントテン酸が不足すると、イライラしやすくなります。レバー、納豆、アボカドに含まれています。
(3) ビタミンB群
ビタミンB1、B2など数種類をまとめてビタミンB群と呼び、互いに影響を与えながら、脳や神経の機能に働きかけています。気分がふさぐ、神経が過敏になる、集中力が低下するなどの症状がある場合は、ビタミンB群が欠乏しているとも考えられます。肉類、特に豚肉やレバー、玄米、バナナ、魚介類、納豆や豆腐などの大豆製品に多く含まれています。
(4) カルシウム
神経の高ぶりを抑えて、精神が安定するように働きかけます。また、カルシウムが不足するとイライラしやすくなるので、日ごろから積極的にとりましょう。牛乳や乳製品、小魚、大豆製品に多く含まれています。
(5) ビタミンE
血流を改善し、心身の疲労を軽減する働きがあります。カボチャ、アーモンド、ウナギなどに豊富に含まれています。
さらに、これらの栄養素をふまえた「一人暮らしにも役立つお手軽メニュー」を西山さんに教えてもらいました。
「白米から玄米ごはんや玄米を含む雑穀米に変えるだけで、ビタミン類を手軽に摂取できます。また、野菜サラダに豚肉やナッツ類、ちりめんじゃこをトッピングすると、複数の栄養素を一度でとることができます。
コンビニやスーパーの総菜などで選ぶ場合は、カボチャの煮物、鶏レバーの甘辛煮、緑黄色野菜のサラダ、豚の生姜焼きなどもお勧めです」
最後に西山さんは、食事以外でこれらをとる方法について、こうアドバイスを加えます。
「忙しいときは、ビタミンやミネラル類を効率的にとれるサプリメントを利用する、ホットミルクを飲む、神経を落ち着かせるように働くカモミールなどのハーブティーを飲むなど、紹介した栄養素を取り入れる生活を試みてください。適度に体を動かしてリフレッシュすることもよいでしょう」
■まとめ
イライラや不安感などのストレスを改善する、また予防するのも、まずは食事からと言えそうです。とるべき栄養素に注意をしながら、リラックス効果を意識した食生活を実践したいものです。
出典:http://woman.mynavi.jp/article/160418-18/
出典:http://any-stress.com/archives/958