東京で一番大きいスカウトグループの「口説き」の方法

キャバやソープにＪＫを紹介した東京で一番大きいスカウトグループが９月に、東京都迷惑防止条例違反に反した容疑で警視庁に逮捕されました。「良い女性を紹介する」と業界の信頼をもらったスカウトの武器は、組織化された男女８０人のスカウトと、自分も現役のスカウトのトップが教えた「口説き方」。数年で紹介した代わりに数億円も稼いだ方法とは。

「連絡先だけ」とＪＫも負けた、ソープへ

平成２４年に、池袋駅周辺で、高２の女子学生が男性にいきなり話しかけられました。

「キャバやヘルスや、何でも紹介するよ」

その子は全員が見て美人と言われます。不審な目を向ける子に男はさらに続けました。

「あとでご飯食べながら話するから、連絡先教えてよ」

負けた女子学生は、何回も勧誘が来るとはわからず、電話番号を教えてしまいました。

あとで男性と会い、いいように言われてソープで仕事することになりました。

一日４万円を売り上げましたが、数日で辞めました。

男性は東京で一番デカイスカウトグループのトップ。警視庁は今年の９月に、女性学生をヘルスで仕事するように無理やり勧誘した容疑で逮捕、無認可で派遣した容疑で再逮捕されました。

他にも条例違反で、スカウト２人を逮捕しました。スカウト数人と女性学生を紹介したソープオーナーを書類送検しました。

スカウト７０人、６０店と契約。２年で数億の売り上げ

そのグループは２０代中心に、ヘルスで仕事したことがある女性数人を含めた７０人がいます。２３年にスカウトを始めたらしいです。

都内と周辺のソープ、キャバ、デリヘル以外に、ＡＶ会社も含む６０店と契約しました。紹介した金額だけで月に数千万売り上げてたそうです。

警察によると、ヘルスのオーナーが全員いうのは、紹介する人のクオリティの高さと量の豊富さ。「店の女性店員が４０台しかいないので、２０代の人を紹介してほしいと頼んだらびっくりすくらいの美人を紹介してくれました」池袋のソープのオーナーはこのように話しています。

夜の世界では、だいたい、無料の求人誌を出し募集をかけますが、ほかのオーナーは「自分の店は１時間３万円と高い店ですが、広告だと価格に釣り合わないレベルの人しか来ない。このグループはいい人を紹介してくれました。」と高く評価していました。

さらに、普通の価格の店でも「良い女性は高い店に行くので、いい女性が欲しい時はスカウトを使うしかない」と話す店もありました。

「毎日電話」・・・しつこく勧誘しＧＥＴした

この人たちは、ヘルスでもＧＥＴするのが大変な「良い」女性をどのようにＧＥＴしたのでしょうか？本当にスカウトされた女の人の話から出てくるのは、しつこい勧誘です。

スカウトは毎日数百人に話しかけますが、アドレスを入手できるのはほとんどおらず。店に紹介できるのはほとんどいません。スカウトのも歩合なので、１人捕まえたら目の色を変えるそうです。

この代表に勧誘されたＪＫは「ものすごくしつこくてアドレスを教えてしまった」と言っています。別の女性も「めんどくさいので連絡先を伝えたらものすごい量のメールが来てしょうがなくあった」と話しています。

このようなスカウトの仕方に、警察や行政も何もしなかったわけではないです。

池袋駅の周りのスカウトの数が増え続け、１８年に一日に数十人も出ました。２０年に条例が改正され、道端でヘルス店のスカウトを禁止し、スカウトを摘発しました。

「スカウトは天職」聞かれたら「ナンパ」と話、偽の名前を使うことを徹底してました。

警察関係者は、この代表が学生の時からこの世界で仕事しているくらい経験が長く、飲み屋で「かっこいい」男性をスカウトとして使用し、大きなグループを作りました。警察の監視が厳しくなった中で、色々な方法でやり過ごしていきました。

スカウトに「警察から質問されたら「ナンパしてます」と言え」と教えてました。スカウトした女の人からばれないように偽の名前を使用するように教え、代表も偽の名を名乗ってました。

連絡するときは別の人の名義のスマホを使ってました。店に紹介するときも女性一人で店に行くようにし、表面上は女の人が自分で応募したように見せて、警察の摘発を免れようとしました。

グループを「班」に分けて、上司から新人にこのような方法を教えることを忘れませんでした。「おそらくまたスカウトする確率は高い」代表たちは容疑を認めてますが、反省するそぶりはなくこのように話しています。

「スカウトは天職」

普通の女の子をソープやキャバなど高収入のお仕事を紹介しているスカウト