ケジラミ症

どんな病気なの？？
◎かなり激しいかゆみ
陰毛が直接接触する事によって、シラミの一種である『ケジラミ』が感染。とても激しいかゆみが生じる。

◎性行為以外でも感染
性行為の際の接触感染が殆どです。接触の多い母子間、または毛布、タオルなどで介し、感染的に感染する事もある。

◎治すには陰毛を全部剃る事が現実です。
ケジラミの寄生する場所の毛自体を全部剃るのが現実です。
それが無理な場合は、シラミの治療薬として認可されているシャンプー、パウダーなどを使って治していきます。

■どうしてうつるのか
陰毛どうしの接触で感染してしまいます。
◎陰毛どうしの接触感染が主のです。また、わきの毛、胸毛、肛門周囲の毛、太ももの毛などに寄生する事もある。
◎性行為以外ですと毛布、タオルなどに介して間接的に感染してしまう事もある。
◎『ケジラミ』は吸血性昆虫。体長1mm前後のシラミの一種。主に陰毛に寄生して人間の血を吸う。

■どんな症状がでるのか
男女共に同じような症状が出ます。
ケジラミは主に陰毛に寄生。わき毛、肛門周囲、胸毛などの他体毛、時には頭髪、ヒゲなどにも寄生する事もあります。

主な症状
◎感染部の激しいかゆみ
※かゆみはあるが、湿疹が出ないのが特徴。
※何も感じない人もいる。
※下着に黒色の点状のしみ(ケジラミの血糞)がつく場合もある。

家族、パートナーなど他人へ簡単に感染する為、速やかな処置が必要。

■口周辺への感染
オーラルセックスにより、のどへの感染はありません。ただし、口周辺のひげに感染する場合が考えられる。

※ケジラミとはどんな虫なのか
◎ケジラミとは吸血性昆虫
◎体長はメス成虫ですと1.0～1.2mmオスの成虫ですと0.8～1.0mm。
◎ケジラミの体は少し茶色が掛かった白色。形は円形に近い。触覚を持つ小さな頭部と3対の脚にある。
◎卵は灰色が掛かった白色で光沢である。毛の根元近くに産みつけられるセメントの様な物質で固定。
◎卵自体一週間程度でかえり、成虫になって死んでしまうまで約1ヶ月のサイクルと言われている。その間でも30～40この卵を産みます。
◎人に寄生するシラミは他に『アタマジラミ』、『コロモジラミ』もある。
◎ケジラミは他のシラミ類と同じで激減しましたが、1990年代中頃から感染者数が増加。

■検査について
患部の視診を行います。ケジラミはその卵の確認を行う。

①性行為などによって感染した日
(かゆみを自覚するのは約1～2ヶ月後に多いです)

※検査出来ます。
症状がこ出ていない場合でもケジラミを発見出来れば、検査する事が可能。
②症状が出る

■病院で受診する場合
激しいかゆみがある。自分でケジラミを見つけた場合、医療期間に早期診断を行いましょう。

◎受診科
男性の場合→泌尿器科、性病科、皮膚科
女性の場合→性病科、皮膚科、婦人科(産婦人科)

◎治療費用
診察料→3.000～5.000円
検査代→2.000円
薬代　→3.000円～(薬局で購入)
※上記は保険適用ではありませんので、適用の場合は3割事故負担になります。

■治療について
一番確実な方法としてはケジラミの寄生している場所の毛を全て剃る事です。ケジラミの寄生場所をフェノトリンパウダー、フェノトリンシャンプーで洗い落とす事により、殺虫する事を繰り返します。

①感染していると医師から診断
②2週間程のシャンプー、パウダー等の薬剤を使用
◎フェノトリンシャンプー(スミスリンL)
◎フェノトリンパウダー(スミスリンパウダー)
※市販約として販売
③症状が無くなった
◎ケジラミと卵が全て駆除して、かゆみの症状が無くなれば治った事になる。

とすい

※パウダーの場合はケジラミの寄生場所に適量を散布して、1～時間後に洗い落とす。
※シャンプーの場合は、3～5mlを陰毛を塗る。5分後に洗い落とす。
※シャンプーやパウダーの薬剤は卵に効果が弱い為、卵を抱える期間を見込んだ上で3～4日毎pに3～4回程繰り返します事になります。

【注意】
陰毛以外にも寄生していないかを検査しましょう。
人から離れたケジラミはある期間(約48時間程度)生存している可能性があります。衣類、そして家具など熱処理、ドライクリーニングする事をおすすめ致します。

■どんな予防法があるのか
◎コンドーム
ケジラミの効果適な予防策はない。
コンドームだけでは感染を予防する事が出来ない

◎パートナーの検査の必要性
感染後1～2ヶ月後に症状が出るので1～2ヶ月前に性交渉ふぁあったパートナーの検査も必要となります。
性交渉以外の感染もある為、家族内での感染がないか調べる必要性がある

◎他の性感染症との合併に十分注意
ケジラミ症と同時に、他のSTD(性病)に感染している事も多い。梅毒、HIV(エイズウイルス)などの検査を行う事が望まれる。