性感染症、要するに性病は生殖器から生殖器だけに感染するものではなく、生殖器からのど、のどから生殖器、のどからのどに移ることもあります。

その一つのクラミジアは、外国だと男性同士のカップルにたくさんいますが、日本だとある風俗で仕事している女性がたくさんかかっています。ですが、産業医科大学医学部日尿化の濵砂良一氏が調べると、一般の女の人が喉頭クラミジアにかかっている割合が、風俗で仕事している人とほとんど変わらないことが分かったそうです。この報告は、６月に行われた日本感染症学会と日本化学療法学会の会議で発表されました。

２０歳以下の女子学生の５％ののどに性病を持っている

クラミジアは、日本だと一番感染している人が多い感染症で、男女関係なく観戦します。男の人は尿道に感染する確率が高く、症状はかゆみや、痛み、女の人は子宮に感染することがたくさんあり、血が出たり、Ｈするときに痛みを生じることがあります。ですが、男女とも症状に気付かないまま、Ｈした相手が知らない間に感染していることがあります。

それ以外にも、クラミジアは生殖器からのどに感染することがあります。フェラやクンニ等の前戯が要因が結構あり、サービスの関係上、ヘルス等で仕事している女の人が感染している確率が高いのです。濵砂氏は、０４年の調査で、このような女の人で６％が喉頭クラミジアに感染していることがわかると発表しました。なお同様の調査で、ソープに分類される風俗で仕事している女の人が感染している割合は、喉頭クラミジアが誰もおらず、性器クラミジアが８％もいるそうです。

ですが、０６年の調査結果だと、子宮がんの検診をした２０歳以下の女子学生２３０人の５％が喉頭クラミジアに感染していることが判明しました。濵砂氏は、感染している割合はソープで仕事している女の人よりも高く、ヘルスで仕事している女の人とほとんど変わらない、と発表しました。

前戯でも避妊具を付けましょう

この要因に、前戯が広がったことが要因だと思います。例を挙げると、女の人がしゃぶった時に、男の人の生殖器から女の人ののどに感染確立と、女の人ののどから男の人の生殖器に移るかもしれないのです。さらに、下を絡めたキスでも感染するそうです。なお、濵砂氏の調査により、クラミジア性尿道炎で病院を訪問した男性の５％が喉頭クラミジアと診断され、淋菌性尿道炎の疑いで病院を訪れた男の人の約２０％が喉頭淋菌と診断されました。

予防策として、前戯でも、避妊具を付けたほうがいいですが、生殖器同士と比較しても予防する確率は低く、感染の増加は懸念されています。クラミジアに感染していたらエイズにかかりやすく、女の人は子供が出来なくなり、事態はさらに悪い方向に進むでしょう。

あと、性器クラミジアと比較して喉頭クラミジアは抗生物質があまり効かず、濵砂氏がいうには、子宮頸管では完全に除菌できる抗生物質も、喉頭だと８割ほどです。さらに、淋菌は薬が効かない菌も増加しており、喉頭感染の広がりでさらに耐性が付くという悪循環　が起こるかもしれないのです。