吉原のソープ店摘発!?
10月、日本一のソープ街で有名な東京・吉原で、一大ソープグループの「オレンジグループ」が摘発されました。グループ傘下の店が対象で、社長と幹部、それぞれの店長と店員21人が売春防止法違反で逮捕されました。
警視庁によると「各ソープ嬢が店の部屋で客に売春することを知りつつ、場所を提供することが法に触れる」のが摘発の理由です。ですが、そのような”そもそも”の話を、どうして現在になって持ち出してきたのでしょうか?風営法に詳しい坂本総合法律事務所の弁護士、小西一郎氏が詳しく解説します。
「今まで警察は、本番が前提のソープを「部屋の風呂で、全裸の客が興奮し、女性店員と合意して性行為するから売春にならない」ということで黙認されていました。ですが今回の事件で警察は「あなたたちのしていることは売春」と取締りを変えました。要するに、ソープはいつ摘発されてもおかしくなったのです」
吉原からソープが消えるのでしょうか?吉原の現状に。情報喫茶を長年営む店主が教えてくれました。
「現在、この町に数百店舗ソープがあります。値段は高い店が合計で10万、大衆店で4万円ほど、安い店で2万円ほどと3つに別れます。オレンジは新しく出てきた安い店で、1時間で1万3000円(指名料、送迎、マットプレイなし)という安さを全面に押し出し、吉原に価格破壊をおこしました。客入りはよくて、グループ8件の並んでいる通りは「オレンジ通り」といわれ繁盛してました。つまらないのは、値段で勝負する万円前後の店。中に客を取られて赤字になる店も。そのような店から摘発されて摘発を生んだの思います。」
今の吉原に、オレンジグループが無くなった後に大きな値下げをし、毎日繁盛している店もあります。オレンジグループで仕事していたソープ嬢は摘発された店で仕事しているのでしょうか?2時間で8万する高い店の店員はこのように話しています。
「うちの店の子の取り分は一回で5万ほど、オレンジさんの女性は8000円ほどです。見た目もサービスも質も全然違うのでうちでは雇わないです。さらにオレンジさんは「マットなし、広告なし」んスタイルなので、マットが出来ず、広告に顔を出していない人もたくさんいます。これだと吉原ではやっていけないです。指名の上位の人は他の店で雇われたと思いますが、ほとんどの人はヘルスやデリヘルに移ったか、この世界を辞めたと思います。」
一方で摘発を受けなかった店も警察から「ソープは違法」という現実を味合わされたわけですが大部分の店が「オレンジグループは、店本来の問題があったから摘発されただけ」と摘発を他人事のように見ています。その問題はなんでしょうか?
「あの店は店の外に連れるのも大丈夫なメニューもありました。人が少ないエレベータやビルの階段、公園等の外でプレイ。公然猥褻ですよ」
「脱税もありました。オレンジは一店舗で10億円稼いでいたので追徴課税だけでものすごい額です。警察のねらいはこっちです」
「吉原で一番大きいグループなので石原都知事に有終の美を飾られたのでは。辞めると言ったのが摘発2日前というタイミングがまた」
「摘発する前の日、警察の職質を受けたオレンジグループで仕事する女性がいかにもという感じだったので、検査するとやはり陽性反応が出ました。それ以来警察は薬物使用の疑いで内偵をしていたと思います」
本当のことはわかりませんが、本当に色々な噂があります。これもまた、摘発の大きさを表していると思います。
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