韓国ソープが無くなった

去年９月、取材で韓国を訪問しました。取材のメインはブームのＰＳＹ「江南スタイル」にあやかっている「リアル江南スタイル」。「ソウルの江南にあるカラオケ」で、韓国通を気取り女性とも親しくなれる」

記事では触れないのですが韓国風俗の現状を調べてきたので、ここで紹介したいと思います。

最初は１５分で６０００円と、短い時間ですが安く遊べる「置屋」。ガラスの張った部屋がたくさん並んで、アガシが誘うものです。ソウルにオーパルパル、龍山、永登浦等、５個の地域がありますが、記者が行ったのは一番有名なオーパルパル。置屋は摘発がたくさんあるので、縮小と復活を交互にしています。なので、時期によって空いていない時もありますが、今回は全盛期の６割の空き状況でした。

こっちは仕組み的にあまり好きではなく、路地を回り視察が終わりました。やっぱり、韓国風俗は「トキバス」。訳するとトルコ風呂、要するにソープです。一人で１万少しで飲食、サウナ、宿泊、女性のサービスを全部楽しめます。場所はソウル中心部にある東大門から、東に行った慶南観光ホテルの周り。すぐにタクシーで行きますが、韓国語でマッサージと書かれた看板に電気がついていないです。呆然する記者を見てキャッチらしき人が「この周辺のソープは全部終わったよ」と話しかけてきました。

聞くと、８月に摘発され、この地域の数十件のトキバスは全部無くなり、数千人のソープ嬢が、隠れて営業しているそうです。

「Ｈするなら店まで送りますよ。」といいますが、疑いの取れない記者は、もう一つのトキバス地域・汝矣島に行きます。漢江の南に三角州のような形の島は、国会議事堂や、放送局、証券取引所もあるのです。「どうしてこのような所に風俗が？」と不思議に思いますが、そのようなところも、ソウルの良い所かもしれないですね。

タクシーで少し移動し汝矣島に着きました。ＫＢＳの裏を探しましたが、目に入るのはサウナがない「アンマ」の看板だけです。思い出すだけであそこが興奮する「トキバス」は、もう昔の遺物なのでしょうか？韓国の夜の世界に詳しい、チョウ氏は以下のように話します。

「風俗は全部違法で小さい摘発は何回もありましたが、これまで大きい摘発は今までで最大です。その理由に、年末の大統領選の存在です。李大統領の竹島訪問もですが、大統領選の目の前になると、国民の興味を引く政治的アピールや浄化運動が増加する傾向が以前から存在しました」

ということは、トキバスが無くなったのはそのときだけ？大統領選も終了した現在、だんだんと復活しているのでしょうか？「今回の摘発は営業停止だけではすまず、備品や内装も全部もとに戻りました。置屋は中身には金をかけていないので復活させるのは容易ですけど、中身に金をかけた店が、たくさんのお金をかけてもとには戻さないでしょう。友人のオーナーも「今後は小さい店で目を付けられないようにするしかない」と落ち込んでいました」

「飲み食い自由の健康ランドにプレイする部屋がある」のが韓国風俗の一番いい所だったのに、これだと悲しいのです。浄化計画で、また一つ、世の中から男性の楽園が無くなりました。