B型肝炎

B型肝炎

■どんな病気なのか

◎感染力の高いウイルス
B型肝炎(HBV)の感染が原因で起こる肝炎を《B型肝炎》という。
B型肝炎になると肝臓の細胞が壊れ、肝臓の働きが悪くなっていきます。
急性の場合→数ヶ月で治る場合もある。
慢性化場合→肝硬変や肝臓癌へ進行する事もあるので気を付けないといけない病気といえます。
◎海外での感染するケースが非常多い
B型肝炎はアフリカ、アジアで多くみられます。
海外で感染しうて国内に持ち帰ってしまうケースが非常に多い。
性行為による性行為による感染が増えているが、セックスパートナーの数が多い程、感染者が多い。

◎世界的に多い感染者数
全世界を見てみると、B型肝炎ウイルスの持続感染者というのは3億5000人。日本では130万人以上と推定。
日本の感染者の大半は母子感染によるものといわれていますが、1986年『HBV母子感染防止事業』として妊婦検診における検査が実施された後は非常に少なくなっているようです。
■どうしてうつってしまうのか
あらゆる性行為で感染する(オーラルセックス、セックス、アナルセックス)
◎B型肝炎ウイルスハHIV(エイズウイルス)やC型肝炎ウイルスよって感染力の強いウイルス。
◎B型肝炎は慢性化する事は殆どないが、関東中心に慢性化する欧米型ウイルスが広がりを見せている。
◎感染者の唾液にも微量のウイルスが含まれている。ただし、飲み物の回し飲み程度では感染などはしません。
◎妊婦の方は妊婦検診を受ける事によって出産時の母子感染を防ぐ事が可能。
◎輸血による感染は、輸血された血液を検査する事によって現在はほぼ起きていない。

■どんな症状がでるのか
①性行為などにより感染した日
◎男女共に同じような症状が出る。

②潜伏期間
感染直後から1~2ヶ月
◎個人差がある。症状が出るまでに訳1~2ヶ月掛かる。

③症状が出る
主な症状
◎食欲が出ない、全身倦怠(だるさ)、濃い色の尿が出る、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)、発熱など。
◎症状を起こす人は感染者の約3分の1と言われれいる。
感染者の半数以上は症状が出ないまま自然に治る。
肝臓疾患の目安となっているのがASTやALTなどの値が異常に高い場合、黄疸の症状がある時は入院。
④症状が治まる
一般的ではありますが安静にしていれば症状が出てから約2~3ヶ月で自然に治っていきます。
ただ、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死ぬ場合もある)する事もある。
肝臓移植を行わない場合は死亡率というのは60~70%です。

■検査について
血液検査と臨床診断を行います。

症状が出るまでと検査をするタイミング

①性行為などによって感染した日
感染後約1~2ヶ月。消除うが出ていない状態でもパートナーに感染させてしまう可能性がある。

※この時点では検査は出来ません。潜伏期間の間でも検査出来る場合があるが、反応が出る期間に個人差があります。自覚症状が出てから検査するのが現実的といえるでしょう。
②症状が出る
この時点で検査する事が出来ます。
個々によって※症状が出ない場合もあります。
■病院を受診する場合

◎受診科
男女共に内科(消化器科)

◎治療費用
診察料→3.000~5.000円
検査代→3.000円
薬代 →別途料金が掛かります。
※保険適用でない場合の金額です。
保険適用の場合は3割事故負担になります。
■治療について
検査数値が異常に高い場合、または黄疸などといった症状がある場合は入院。
食欲不振が強い場合は点滴を行っていきます。
ウイルスに対抗する薬の注射を服用を行う場合があります。

①感染していると医師から診断された

②入院して病状を観察
※殆どの人ですと約2~3ヶ月で自然治癒します。
症状によって入院をし、抗ウイルス療法(ラミブジン、インターフェロンなど)を行う場合があります。

③治療終了
感染予防にはワクチン接種が有効。
ワクチンあ接種費用は1回につき約5.000~10.000円です。
期間をあけて3回接種していく必要性があります。(※保険適用ではない)
急性B型肝炎に一度でも掛かってしますと、抗体が出来るので再感染の可能性はなくなっていきます。
特定のパートナーがB型肝炎の持続感染者(キャリア)で自分が未感染の場合、ワクチン接種を受けておくと良いでしょう。
■どんな予防法があるのか
◎コンドーム
性行為による感染予防にはコンドームの使用が有効。
アナルセックス、生理中の性行為などの出血粘膜の損傷を伴う性行為は感染の危険性は非常に高いと言われています。

◎パートナーの検査の必要性
感染してしまった場合、パートナーの検査は必要。
通常は、B型肝炎の感染源となったパートナーはキャリア(持続感染者)と考えられる。
ウイルス量の多い状態で考えられるので医療機関の受診をした方が良いでしょう。

◎ワクチンの接種
特定のパートナーがB型肝炎の持続感染者(キャリア)で自分が未感染の場合、ワクチンを接種をする。
急性B型肝炎に一度掛かってしまうと、抗体が出来るので、再感染の可能性がなくなります。
※例えばですが、感染予防の為、ワクチン接種費用は1回につき5.000~10.000円。
期間をあけて3回接種する必要があります。
【注意】保険適用ではない。

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