博多の夏の風物詩♡博多祇園山笠2016
博多の夏の風物詩といえば何と言っても博多祇園山笠です♡
700年以上の歴史がある日本国内でも指折りの祭り博多っ子なら老若男女問わず山笠を見に行きますよね!
日本国内だけではなく海外からも多くの外国人観光客が訪れ動員数は350万人ともいわれています。
そもそも私たちが生まれた時からある山笠とはなんなのでしょうか?
760余年の伝統を誇る「博多祇園山笠」は、福岡市博多区のおもに博多部(那珂川と御笠川間の区域)で7月に行われる祭で、博多の総鎮守・櫛田神社にまつられる素戔嗚尊(祗園宮)に対して奉納される神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。
山笠の起源
博多祇園山笠の起源は諸説ありますが、一番有力とされているのが、鎌倉時代、仁治2年(1241年)博多で疫病が流行した際に承天寺の開祖・聖一国師(円爾)が町民が担いた施餓鬼棚にのって、祈祷水を撒きながら町を清めてまわり、疫病退散を祈願してまわったことを発祥とするという説です。
古い書物にもいくつか承天寺と山笠との関連性を立証する記述が見られ、清道を設けて山笠を奉納するのは、その時のお礼参りなのだと言われています。
他にも、この説には、現在の山笠との類似点が多く見られ、山台と施餓鬼ととがよく似ていること、車輪のついた山車ではなく、車輪なしの台をかつぎあげて走り回るスタイルであること、”祈祷水”が”勢い水”に転じたのではないかと考えられることなどがあります。町の組織”流”の起源
現在の山笠の基となっている「流」ができたのは、豊臣秀吉による天正15(1587)年の「太閣町割り」が起源と言われています。
秀吉が町割りをするきっかけとなったのは、当時、大陸貿易の基地として大いに栄えていた博多の支配権をめぐって様々な大名達が博多の町を戦場として戦った結果、博多の町が焼け野原になりました。
中でも天正4年(1576年)、島津義久が博多を撤退する際に町に火を放って全市を焼き払って薩摩に逃走。これを追いかけた秀吉が島津を降参させて博多に戻り、博多の復興に乗り出し、その手始めが区画整理としての町割りでした。太閤町割りは、まず、区画整理の基準となる筋を決めることから始められ、太宰府の方角を流れの上手にして基準線の方角を決め、これが今の大博通りの博多小学校横当たり。現在は「旧下市小路」という石碑が建てられており、博多大商人はこの町筋に集っていました。
東は御笠川、西は博多川を境に、市街は十町(約1キロ)四方と定め、幹線道路を東西に3本、南北に4本走らせ、その一区画を「流(ながれ)」と呼びました。この「流」が博多祇園山笠のグループ単位の発祥となり、現在は、千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流の七流となっています。
追い山の起源
かつては町ごとに飾り山の華美を競いながら練り歩いていましたが、江戸時代、一説には貞享4年(1687年)、土居流が東長寺で休憩中、石堂流(現在の恵比須流)に追い越される「事件」がおき、このとき2つの流が抜きつ抜かれつの競争となり、スピードを競い合う「追い山」が始まったとされています。
出典http://www.hakata-yamakasa.net/knowledge/history/yamakasa-history/
博多の男衆が集うパワフルなお祭り博多祇園山笠。博多祇園山笠の期間中は地元のテレビ局が中継してDVDが発売されるくらい、博多祇園山笠は古くから地元に愛されているお祭りなんですよ。
今回はそんな博多祇園山笠2016年の日程や見どころや交通規制についてお伝えします。
博多祇園山笠2016年の日程やスケジュール
博多祇園山笠は毎年7月1日~7月15日に行われます。2016年も博多祇園山笠は7月1日(金曜日)~7月15日(金曜日)に開催されます。
博多祇園山笠の主なスケジュールは次の通りです。
博多祇園山笠の見どころは追い山
博多祇園山笠は7月1日から7月15日まで開催されていますが、中でも最終日に行われる追い山が見どころですよ。
毎年テレビで追い山は生中継をされるので、実際に博多祇園山笠へ行ったことがなくても知っている方は多いのではないでしょうか?
およそ5キロある道を山笠を担いで駆け抜けるタイムトライアルなんですが、平均タイムが30分前後とのことであんなに重たい山笠を担いでるのに驚きですね。
太鼓が鳴り響く音と共にオイサーと掛け声をしながら、全力で山笠を担ぎ疾走する男たちの姿の迫力が凄いですよ。
しかーしこの追い山は朝の4時59分に開始するのでめっちゃ眠い!
朝が弱い方は7月12日に行われる追い山ならしを見に行くことをオススメします。
追い山ならしは追い山のリハーサルのようなものです。
コチラの方がコースが少し短いということ以外は追い山とほとんど変わりません。
また追い山ならしは午後3時59分から始まるので朝が弱い方には追い山ならしを見るのがオススメです^^
追い山の開始時刻が4時59分と中途半端なのはなんで?
追い山は朝の4時59分にスタートしますがなぜ5時ではなく4時59分とちょっと半端な時間に始まるんでしょうか?
それは一番最初に走り出すチームが全チームを代表して博多の祝い歌を披露するためです。
歌い終わったらちょうど5時になり勢いよく山笠が駆け抜けて行きますよ。
大規模な交通規制が行われるので注意
博多祇園山笠が開催されている間は大規模な交通規制が博多区で行われます。
7月12日の追い山ならし(15時30分~18時)で福岡市博多区の国体道路・大博通り・昭和通り・明治通り及び周辺道路
7月13日の集団山見せ(15時15分~18時)で福岡市中央区及び博多区の明治通り・大博通り及び周辺道路
7月15日の追い山(4時30分~7時)で福岡市博多区の国体道路・大博通り・昭和通り・明治通り及び周辺道路
公式サイトで交通規制のお知らせが記載されています。
PDFもあるので助かりますね^^
博多祇園山笠公式サイト→http://www.hakatayamakasa.com/61873.html
博多祇園山笠に行く方は一度確認してみてくださいね。
博多祇園山笠へは公共交通機関を利用して行こう
博多祇園山笠は櫛田神社で行われます。
博多祇園山笠の会場である櫛田神社の最寄駅は地下鉄の祇園駅で、祇園駅5番出口から歩いて5分ほどで到着します。
もしくは博多駅から歩いて15分ほどで櫛田神社へ到着します。
また博多祇園山笠では臨時駐車場などはありません。
それに交通規制があるため公共交通機関を利用して行くことをオススメします。
特に7月12日~15日は中心部がほとんど通行止めになるため、車で行ったら苦労すること間違いなしですからね^^;
パワフルなお祭り博多祇園山笠
地域の方で博多祇園山笠に参加される方は長期休暇を取って参加するぐらい、博多では愛されているお祭りです。
会社によっては山笠休暇と言って正式に認められるお休みなんだそうです。
普段はあまり見かけないふんどし姿も博多祇園山笠が行われる時期はふんどし姿で町中を歩く方も見かけます。
2016年の夏はぜひ博多祇園山笠へ行き迫力ある追い山を自分の目で見てみませんか?
出典http://hissorito.com/2656.html/
出典http://www.asahi.com/topics/word/大黒流.html