よくある生理前の症状と改善方法
女性なら出しもが悩んでいる生理前の精神状態。特にイライラすることってありますよね?仕事に行く気にもなれず、行っても思うように働けず、人と話せばイライラが募るのみ。そんな時のために、生理前によく起こりがちな症状をその改善方法をお伝えします!
こんなにもある生理前の症状
「月経前症候群」(PMS)の症状には次のようなものがあり、日常生活に支障が出るほど強く症状が出た場合は治療の対象となります。
体の症状
- 乳房が張って痛い
- 胃や下腹部の痛み
- 吐き気
- 下痢や便秘
- 身体が重くてだるい
- 腰痛
- 肩こり
- 冷え症
- 頭痛
- 手足のむくみ
- ひどい眠気、または睡眠リズムの崩れや不眠
- 食欲増進(特に甘いもの)
- のぼせやめまい
- 肌荒れ
- ニキビなどの吹き出物
心の症状
- イライラして怒りっぽくなる
- 不安が膨らむ、憂うつで後ろ向きな気持ちになる
- 集中力が低下する
- うっかりミスが増える
- やる気・意欲が低下する
- 性欲が増進、または減退する
自分でできるPMSの対処法
生理前に起こる不快な症状を改善するために効果があると言われているのが、食事や運動などの日常生活の改善とストレス解消です。PMSの症状を少しでもなくすためにも、生活を見直してみましょう。
食事
月経前症候群(PMS)の改善には、何よりも栄養バランスのとれた食事が大切であり、特に良質のミネラルやビタミンの摂取が有効です。また、低脂肪食もPMSの解消に効果があると言われています。
月経前は血糖値が急激に下がるため、特に甘いものが食べたくなります。だからといって、一度に大量の食べ物を摂取したり、血糖値を急激に上昇させるジュースや洋菓子を摂ると、かえって疲れやすくなってしまいます。
月経前は、血糖値を緩やかに上げるイモ類や玄米、果物などを少量ずつ何度かにわけて食べるようにしましょう。どうしても甘いものがほしいときは、あずきやサツマイモ、栗などを使った和菓子をオススメします。
むくみなどの症状があるときには、食事中の塩分摂取をひかえめにすることも肝心です。また、睡眠リズムが崩れているときは、カフェインの含まれたコーヒーやアルコールをひかえると精神が安定します。
運動
身体に水分をためこみやすい生理前の時期には、有酸素運動で汗をかくのが効果的です。1週間に3回程度、30分~1時間程度のウォーキングや軽いジョギング、水泳などを意識的に行うと、体にためこまれた余分な水分を排出しやすくなり、血行もよくなります。また、ストレス解消や安眠効果も期待できます。
ストレス
月経前症候群(PMS)には、日常生活の中のストレスも大きく関係していると言われています。そろそろ体調に波が出てくる時期だと思ったら、無理なスケジュールや過度の仕事は避けるなど、ストレスをためない工夫しましょう。基礎体温を測って不調になるサイクルを記録しておくと、不調になる時期をあらかじめ把握できて便利です。また、睡眠時間をたっぷりとることも大切です。月経前の期間は、余裕のある生活を心がけましょう。
症状が重度の場合には
PMSは急激なホルモン変化により起こるため、その波をゆるやかにすることで症状を軽減することができますが、これに効果的なのが低用量ピルです。服用することで、7~8割の人は症状が軽減されたり、まったくなくなると言われています。また、症状に応じて漢方薬を処方してもらうのも有効だと言われています。
出典:http://www.skincare-univ.com/article/004702/